毛越寺(もうつうじ)_平泉
2016年 06月 26日
毛越寺(もうつうじ)は、世界遺産
「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の
構成資産のひとつです。
奥州藤原氏二代基衡、三代秀衡が造営しました。
当時の伽藍は中尊寺を上回る規模の大寺院で「吾朝無双」と称されました。
しかし、火災で全て消失してしまいました
本堂は平成元年の建築。
平安様式を踏襲した造りで、朱塗りの柱や大屋根が特徴です。
本尊は平安時代の薬師如来で、毎月8日には本堂内で開催される
法要時に見ることができます。
東西約180m、南北約90mの典型的な造りの浄土庭園です。
かつては大泉が池の中央にある中島から南大門側と金堂側に、
池を横切るように橋が掛けられていました。
当時の浄土庭園が今も良好な状態で残り、規模の大きさに感動します。
ここで平安貴族たちが船を浮かべたりして水遊びをしたのです。
雅で贅沢ですね〜
鑓水遺構が残る浄土庭園は日本中でここだけです。
あやめ園です♪
6月10日に訪れたので、ちょっと早かったのですが、
あやめが綺麗に咲いていました。
6月20日〜7月10日は「あやめまつり」のようです。
今はきっと見頃でしょうね
大泉が池に水を引き入れる「遣水(やりみず)」も当時のままです♪
5月第4日曜に、平安時代の宴を再現する曲水の園が開催されるます。
よくテレビや雑誌で見る、平安時代の装束で、遣水(やりみず)のふちに
出席者が座り、流れてくる盃が自分の前を通り過ぎるまでに詩歌を読み、
盃の酒を飲んで次へ流し、別堂でその詩歌を披講するという行事です。
あの典雅な平安絵巻はここで開催されていたのですね
秘仏・摩多羅神を安置する宝形造りの茅葺き堂です。
世界遺産に登録された頃、よくテレビで紹介されているのを見て
浅はかにも「建物を復元したらもっと良いのに」と思っておりました。
世界遺産になったら現状を保存しなければならないので、
それは出来ないのですね
しかし、実際に毛越寺に行ってみると本当に極楽浄土のパワーが凄かったです。
本物の持つエネルギー(地波)をバンバン感じて、
「あ〜〜〜! ここに住みつきたい♪」
となりました。
境内は特別史跡、特別名勝の二重指定を受けています。
by sho_2015
| 2016-06-26 10:47
| 行ってきました♪
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